クローン病は太りたくても太れない悩ましい病気です。
このような病気を患ってしまった場合、どのような方法で太ればよいのでしょうか。
ここではクローン病の方が太る方法について紹介していきます。
クローン病とは?
口腔から肛門までの消化器官の至る場所に炎症を引き起こす病気がクローン病です。主に10代~30代の若者に多い症状で、腹痛や下痢などの他、体重の減少が生じることもあります。
クローン病は明確な理由が分かっていません。しかし、遺伝的な影響と環境面での影響などが絡んで発症すると言われています。
クローン病は小腸に病変が発生する小腸型、小腸と大腸に病変が発生する小腸大腸型、病変が大腸に発生する大腸型に分類することができます。
病変によって症状は多少異なりますが、半数以上の方に腹痛や下痢の症状がみられます。
クローン病の治療法
クローン病の治療法は食事療法、薬物療法、手術療法といくつかあります。
その中でも食事療法は脂肪の多い食事を控え、タンパク質は植物性の食品から摂るなど工夫を行う必要があります。
そのため、太るのに適した食事とは真逆の食生活を行わなければなりません。
しかし、それでも決して太れないという訳ではありません。脂肪分の低い食品だって食べていれば太ることができます。
胃腸の負担をかけることなく、適度なカロリー摂取を心掛けた食事ならクローン病でもしっかりと太ることができます。
クローン病で太るには?
クローン病は食事が制限されるので栄養バランスをしっかりと考える必要があります。
どうしても栄養補給が食事だけでままならないという場合は、エレンタールと呼ばれる栄養剤を処方してもらうようにしましょう。
これはクローン病の方でも安心して栄養補給を行うことができる栄養剤です。
ビタミン、ミネラル、カロリーなどをジュース感覚で飲むことができるので、栄養バランスが崩れにくくなります。よく味が苦手という人もいますが、数多くのフレーバーが用意されていて、自分好みに味を変えることもできます。
普段の食事に関してはなるべくごはんなどの太りやすい食事を心掛けることが大切です。脂肪分は身体に悪影響を及ぼしますので、なるべく控えるべきです。
カロリー摂取も大切ですが、まずはクローン病で控えるべき食事はなるべく摂らないことを第一に考えましょう。その上でカロリーが不足している場合は、エレンタールなどの栄養剤に頼ることも必要です。