細マッチョや細い体質に憧れている人がいる一方で、なかなか太れずに悩んでいる人もたくさんいます。
ここでは、細い体質の人が太るためにできることについて紹介していきたいと思います。
細い体質は遺伝の影響が強い
細い体質でなかなか太ることができないと悩んでいる方は、遺伝による体質の影響が考えられます。
日本人の約16%は細い体質である「バナナ型」だとされています。これは肥満に関係する遺伝子の中でもβ2アドレナリン受容体遺伝子(β2AR)を持っているタイプで、基礎代謝量が他のタイプよりも約200kcalほど多いため、同じ量の食事を行っても太りにくいという性質があります。
細い身体はダイエットを目指している人からすればうらやましいと思われるかもしれませんが、痩せ過ぎは身体にとってたくさんの悪い影響を与えます。普通よりも太るのが難しい分、工夫して太る必要があります。
細マッチョや細い体質の人が太る方法
それでは具体的にどのような方法を行えば、細い体質の人でも太ることができるのでしょうか。ここでは、その方法について紹介していきます。
〇バランスの良い食事を心掛ける
バナナ型の体型は糖質や脂質の分解を苦手としていません。そのため、全体的にバランスのとれた食事を行うことが大切です。その上で炭水化物の摂取を少し増やすだけで、徐々に体重増加を期待することができます。
炭水化物を最も効率よく摂ることができる食べ物はごはんです。バナナ型はいつもよりカロリー消費量が多いので、ごはんを多めに食べるよう心がけましょう。
筋肉量を減らしたくないと思っているなら、タンパク質の摂取も必要不可欠です。食事だけでタンパク質の摂取が難しい場合はプロテインなどを頼るようにしましょう。
〇胃腸の働きを活発にする
食事面だけで太ることができない場合は、胃腸の働きが弱まっている可能性があります。胃腸の働きは遺伝の影響だけでなく、生活習慣の悪化によっても弱まってしまいます。
胃腸の働きを良くするにはまず生活習慣の改善が必要です。その上で、糖質や脂質などを過剰摂取しないように気を付け、酵素などの胃腸の働きを強化する食品を摂取することで、吸収効率を上げることができます。
細い体質の人は一度太ることができれば、その体型を維持しやすいという性質もあります。始めは大変だと思いますが、長期的な努力を継続すればきっと太ることができると思います。