太るために数多くの努力を行ってきた方は多いと思います。そんな方のために、ここでは太る方法として漢方を紹介したいと思います。
漢方で本当に太れるのか?
漢方とは薬草を組み合わせて作った生薬を身体に取り込むことでよい効果をもたらすものです。天然の植物由来となりますので、副作用のリスクが非常に少なく、また昔から利用されてきたものでもあります。
漢方の特徴は人間が持つ自己治癒能力を高めることで、総合的に症状を回復させます。効果は緩やかとなりますが、女性特有の冷え性や血行不良など日常的な症状に効果的です。
太りたい人にとっては、漢方により人間が本来持つ食への欲求、胃腸機能を回復させることで太りやすい体を作ることが可能となります。
タイプに応じて漢方を選択すること
漢方にはたくさんの種類があり、ものによって効果は異なります。太れない人にもいくつか異なる原因があると思いますので、それに応じた漢方の選択が必要です。
○食欲がない
食欲不振や食事が楽しくない場合は、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、人参養栄湯(にんじんようえいとう)などの漢方がおすすめです。食欲不振を解消し、普段以上に食事が摂れるようになります。
○胃腸虚弱の方
胃腸が弱いと少しの量でお腹が一杯になり、思ったような栄養補給ができません。遺伝的に胃腸虚弱の方も多く、太れない原因にも多い症状です。
このような方は香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)、小建中湯(しょうけんちゅうとう)などの消化の働きを助ける漢方を試してみましょう。吸収を助けることで胃腸の負担を減らし、胃腸虚弱の方でもたくさん食べられるようになります。
漢方の飲み方
漢方は白湯で飲むのが適当とされていますが、水でも問題ありません。
飲むタイミングに関しては、食前または食間が良いとされています。これは胃が空腹状態だと漢方の吸収がよくなるためだとされています。
また、漢方には飲みあわせがあります。漢方の種類によって異なりますが、何を併用してはいけないかについては、処方時によく聞いておくようにしましょう。副作用のリスクは少ないですが、悪い症状がないわけでもありません。
以上の点に注意しながら漢方を利用すると、通常の食事よりも太りやすい身体を作ることができるはずです。
なかなか太れないと悩んでいる方は、漢方を併用してみると良い効果をもたらしてくれるはずです。