50代、60代の高齢者の多くは太りたくても太れずに悩んでいると思います。
そこでここでは、高齢者が太るための方法について紹介していきたいと思います。
老人になると痩せてしまう原因
50代、60代と年齢を重ねる度に太っている人の割合は小さくなり、痩せている人が多くなります。老人が太れない原因として、以下のようなケースを挙げることができます。
〇加齢による影響
年齢の増加に伴って噛む力は減少します。これにより食事の楽しみが失われたり、場合によっては食事を嫌うこともあります。同時に胃腸の機能も低下していきますので、食べる量が少なくなり、エネルギー摂取量も自然と少なくなります。
〇精神的な要因
好きなことへの興味が失われることも食欲減退の要因の一つとなり得ます。
例えば子どもが独立することにより食生活に変化が生じると、食事を楽しいと感じなくなり、食べることへの意欲が失われることがあります。
その他、何かしらの原因で食事の楽しみが失われると、それだけ食べる量は少なくなってしまいます。
〇味覚の変化
若い頃のように肉や揚げ物などを中心とした生活は、高齢になると難しくなります。シンプルな味付けを好むようになり、これがエネルギー摂取に大きく影響してきます。
老人が太るためにはどうすればよいのか?
高齢者が痩せすぎてしまうのは、健康面の原因の他に精神的な原因も伴います。健康体なのに痩せすぎて困っているという方は、食事に楽しみを見いだせていないのが原因かもしれません。
まずは誰かと一緒に食事を行い、食事に楽しさを見出すことが必要です。食事の回数は1日3回きちんと行い、肉や野菜、魚などバランスのとれた食事を心掛けることが大切です。
特に高齢者は栄養不足が胃腸などの内臓機能の働きに直結してしまいますので、最低限の栄養素は補給するようにしましょう。
規則正しい生活習慣と決められたエネルギーを摂取していれば、自然と太ることができるはずです。
炭水化物を先に食べると効果的
太りすぎないよう、一般的な食事で言うと野菜類を先に食べ、食物繊維で腹を膨らませるという方法がよく行われています。
つまり太りたい場合はその逆の手順を行えばよいということです。
ごはんなどの炭水化物をまず先に食べることで糖質、炭水化物、タンパク質をしっかりと補給し、太りやすい身体を作ります。
高齢者でもごはんはしっかりと食べると思います。副菜だけでなく、主食となるごはんを抜くことはしないようにしましょう。