太っている人がよく摂っている食生活には共通点があるように、太るために必要な栄養素はいくつかあります。
ここでは、どのような栄養素が太るためには大切で、どのような意識で食事を行うべきなのか紹介していきたいと思います。
太るためには何が必要?
太るためにはただ食べるだけでなく、どのような栄養素を中心に摂取するべきか考える必要があります。そんな時に重要な要素となるのが、三大栄養素であるタンパク質と炭水化物と脂質です。
〇タンパク質
タンパク質は人間の体を構成する上で必要となる栄養素です。筋肉を作り出すためにはこのタンパク質が必要となり、アスリートなどは積極的に摂取しています。肉や牛乳、卵などを摂取することでタンパク質を大量に取り込むことができますが、吸収が遅いため、プロテインなどに頼っている人が多いと思います。
〇炭水化物と脂質
白米にたくさん含まれていることで知られる栄養素が炭水化物です。ダイエットを行う際に炭水化物を抜く人がいるように、炭水化物は太りやすい栄養素となります。
炭水化物と脂質は消費できないと脂肪として蓄積されるため、たくさん摂取することで太ることが可能となります。
カロリーだけを意識するのは間違い
カロリーとは、本来「熱量」を表す単位となります。
太りやすい食事は高カロリーというイメージがありますが、実際は必ずしもそうではないという意見もあります。
人間の身体におけるカロリーとは、人を動かすために必要なエネルギーに該当します。カロリーは重さの単位ではありませんので、高カロリーはすぐさま太るということにはつながらないのです。
しかし、消費カロリーよりも摂取カロリーの方が大きいと、余分は脂肪と化して身体につくことになります。
単純に摂取カロリーを減らすだけでは代謝が低下し、消費カロリーが減少するように、カロリーだけを意識した食生活では効率よく太ることはできないということになります。
バランスの良い食生活は必要不可欠
栄養が偏ってしまうと、胃腸の働きが低下し、食べ物の消化、吸収効率が低下してしまいます。これではせっかく食事で摂った栄養素が体内に取り込まれなくなります。
太るための栄養素は意識しつつも、人間の健康に必要な最低限のバランスの良い栄養素は補給しなければなりません。身体の吸収効率を低下させないことも、太るためにも必要なことになります。